ちょっとスペイン語-11-(No hay de qué) どういたしまして。

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

No hay de qué-どういたしまして。何も感謝されることはないよ。当たり前のことをやっただけだよ。別に謝る必要はないよ。

スペインに住むようになってからよくこの言葉がスペイン人の口から返ってきることに気づきました。根っから日本人の私は、すぐ「Muchas Gracias(どうもありがとう)」「Perdón(すみません)」と言うのですが、その際よくこの返事が返ってきます。そして、 謝罪で「Perdón(すみません)」 を使う時、 「No hay de qué 」と言われるとホッとしたりします。何故なら、この言葉には、「別に謝られるようなことは何もないよ」「君が謝る必要はないよ」というような意味合いが込められているからです。

¡Perdona! No he podido avisarle antes, es que estaba en una reunión.

すみません!会議があっていたので、ご連絡できませんでした。

No hay de qué. Ya me ha avisado otra persona.

別にいいよ。/大丈夫。他の人から連絡をもらったから。

また、感謝の気持ちで 「Mucas Gracias(どうもありがとう)」 と言った後にこの言葉が返ってくる場合は、「別に感謝されることは何もないよ」「当たり前のことをやっただけだよ」という意味が込められていて、相手の謙虚な気持ちが伝わってきてグッと魅かれてしまいます。

Muchas gracias por ayudarme.(役所などで)

色々とどうもありがとうございます。

No hay de qué, es mi trabajo.

いえ、どうも、当たり前のことですよ。

この言葉がスッと自然に言えるようになると、かなりネイティブっぽく聞こえますね。「Gracias」や「Perdón」と言った後、ネイティブスピーカーの受け答えに注意してみてください。「De nada」だけではない返事が返ってきますよ。


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