ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

“Manos a la obra”-仕事にとりかかろう!(やることを)始めましょう!
「obra」という単語には色んな意味があります。手元にあるスペイン語-日本語辞書では、4番目に「仕事、活動: 成果、業績」という意味がでています。「manos」は「mano」の複数形で、「手」という意味です。この「Manos a la obra」は慣用句のような使われ方をされていて、誰かに仕事を始めるように勧めたり、仕事に集中するするように促したり、何かをし始める時などに使われる表現です。
Ya ha pasado media hora desde que hemos parado. Imagino que habéis descansado suficientemente, así que ¡manos a la obra!
中断してからもう30分が過ぎたよ。君たちは十分休んだだろうから、仕事にとりかかろう!
この際、動詞を加えるとしたら
¡Pongámonos manos a la obra! というように、動詞「ponerse」使われることが多いです。「私達が仕事にとりかかろう」という意味を表しますが、日本語に訳せば「仕事にとりかかろう!」という同じ表現になります。
El concierto de Navidad es mañana. Ahora haremos un ensayo general. ¡Manos a la obra!
クリスマスコンサートは明日です。今からリハーサルを行います。では、始めましょう!
このように、仕事以外でも”やるべきこと”を始める時に使える言葉です。単に「Vamos a empezar」よりも、グッと「やるぞー!」という意気込みも伝わってきますよ。
短い表現で覚えやすいので、是非色んな場面で使って見てくださいね。