スペインではミートボールのことは、アルボンディガス(Albóndigas)といいます。この名前を初めて聞いたとき、まるで怪獣の名前みたい!と思いました。ちょっとイカツイ感じを受ける名前のアルボンディガス、食べてみるととっても美味しくてまた食べてみたくなる一品です。タパスで出してくれるバルもあります。
このレシピはスペイン人の義母が教えてくれた素朴な味のアルボンディガスです。日本に里帰りした時、甥っ子たちに作ってあげると大好評のスペイン料理の一つ。難しくもなく、材料も日本で手軽に手に入れることができるものばかりなので、是非試してみてくださいね。
アルボンディガス( Albóndigas )
材料:4人分
・牛挽肉 600g
・玉葱 150g
・焼き赤パプリカ 150g (ない時は、生の赤パプリカ)
・ニンニク 一片
・白ワイン 50㏄
・卵 1個
・パン粉 大さじ 2杯
・ナツメグ 適宜
・完熟トマト 2個 (または缶詰のホールトマトを潰したもの)
・月桂樹の葉 1枚
・塩 適宜
・砂糖 小さじ 1杯
・小麦粉 適宜
・オリーブ油 大さじ 4杯
作り方
1.ニンニクはみじん切りにする。玉葱はざく切り。焼き赤パプリカ(または生の赤パプリカ)もざく切りにする。
2.ボールに牛挽肉、1 のニンニク、白ワイン、卵、パン粉、ナツメグ、塩を入れて手でよく混ぜる。
3.小さめのコップに小麦粉を入れる。2 の混ぜた挽肉大匙1杯分ほどの量を小麦粉の入ったコップに入れる。軽く小麦粉をまぶした後、手に取って丸める。
4.鍋にオリーブ油を入れ熱し、3 の丸めたミートボールを鍋に入れて中火よりやや強めの火で表面を焼き付けていく。
5.全体に焼き目がついたら、鍋から取り出して置く。(生の部分があると、煮る際に煮崩れする可能性があるので、なるべくまんべんなく焼き付ける。)
6.全部のミートボールを焼き付けて取り出したら、火を弱火にして、同じ油に1 の玉葱を入れて炒める。(生の赤パプリカの場合は、ここで玉葱と一緒に炒める。)
7.5分~10分程炒め、玉葱がしんなりしてきたら5 の焼きミートボールを鍋に戻して軽く混ぜ合わせる。
8.完熟トマトを大根おろし器でおろし、鍋に入れる。焼きピーマン、砂糖、月桂樹の葉、塩を入れて軽く混ぜ、蓋をして中弱火で30~40分程煮る。途中で軽く混ぜ合わせながら、水分が少なくなってきたら水を少し足す。
9.味を見て、塩が足りない場合は足す。
パンと一緒に食べるのはスペイン風。トマトを多めに入れてソースをたっぷり作り、白ごはんにかけて食べても美味。
トマトを入れずに、白ワインを入れて煮ても美味しいですよ。また違った味が楽しめます。その時は、焼き赤パプリカ(生赤パプリカ)は入れないで、たっぷりの玉葱を入れてください。
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