スペインの楽しい数え歌-(Un elefante se balanceaba-1頭のゾウがユラユラと)

スペインの童謡を聞いたことがありますか? 

私は、スペインで結婚して子供ができてからスペインの童謡をたくさん聞く機会がありました。

その中でも、まだ結婚前で留学生だった時代にスペインの友人たちに教えてもらい一緒に歌ったこの歌は、今も大好きなスペイン童謡の一つです。

あまりスペイン語が上手くなかった私にとって、わかりやすく歌詞も簡単なこの歌はみんなと一緒に歌える唯一の歌でした。歌詞は簡単なはずで、この歌は数え歌なので、1,2,3・・・と続いていくだけなのです。でも、日本人でスペイン語を勉強し始めたばかりの私にとって、2頭以上になると複数形になり、動詞の活用も変化するこの歌は良い勉強になりました。

歌詞はこんな感じです。

Un elefante se balanceaba
Sobre la tela de una araña
Como veía que no se caía
Fue a buscar otro elefante.

1頭のゾウがクモの巣の上でユラユラ揺り動いてたよ

クモの巣から落っこちないので仲間を呼びに行ったよ

Dos elefantes se balanceaban
Sobre la tela de una araña
Como veían que no se caían
Fueron a buscar otro elefante

2頭のゾウがクモの巣の上でユラユラ揺り動いてたよ

クモの巣から落っこちないので仲間を呼びに行ったよ

Tres elefantes se balanceaban
Sobre la tela de una araña
Como veían que no se caían
Fueron a buscar otro elefante

3頭のゾウがクモの巣の上でユラユラ揺り動いてたよ

クモの巣から落っこちないので仲間を呼びに行ったよ

Cuatro elefantes se balanceaban

Sobre la tela ・・・

4頭のゾウがクモの巣の上で・・・

                (歌詞訳:筆者)

歌うたびに、大きなゾウがクモの巣の上で楽しげにブランコのようにユラユラ揺れて、落っこちないのをいいことに仲間のゾウを次々と呼びに行って一緒に遊ぶ姿が目の前に浮かび、可笑しくなってしまいます。

去年、私が所属する合唱団は南のセビリアの音楽院のギターの生徒さん達と一緒に合同コンサートを開きましたが、コンサートが終わり帰りのバスの中で、学生さんたちと一緒にこの歌を一緒に歌いました。さすがにゾウが30頭ぐらいまで来たら皆で歌い疲れてしまいましたけどね。でも、年齢の差や住んでいる地方が違っても、同じ歌で盛り上がることができて童謡の良さを改めて実感しました。

セビリアの街のクリスマスイルミネーション(写真:筆者撮影)

どんな歌かお聞きになりたい方はこちらから聞けます。

Un elefante se balanceaba sobre la tela de una araña con letra – YouTube

なかなかスペイン語が上手くならず落ち込むことも多かったあの頃、この歌は2番目の歌詞も3番目の歌詞も、ズーッと全歌詞歌える唯一の歌で、皆と歌うことで少しだけでもスペイン生活に溶け込んだような気持ちやスペイン語がチョッピリ上達したような気持にさせてくれていたことを、懐かしく思い出されます。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です