5月にスペインを訪れる5つの理由

一年中、色んな顔を持つスペイン。いつ訪れてもきっと素晴らしい思い出が作れるでしょう。でも5月のスペインは特に美しい季節で、旅をするのには最適な月といえます。

ここカスティーリャ・イ・レオン州に住むようになり、学生時代も含めて既に20年以上になりますが、毎年5月になると、多色なバラの花がご近所の庭に咲き始め、少し郊外に行くと真っ赤な絨毯を敷いたようなアマポーラ畑の美しさに出会えます。そう、一年中で一番好きな季節です。(残念なことに、イネ科の植物に花粉症のある私にはつらい時期でもありますが―。)

この美しい5月に是非スペインに訪れてほしい5つの理由を挙げます。

1. 気候が良い

まだまだ朝晩冷える日もありますが、日中は20℃以上を超える日が多くなり、観光して周るのに気持ち良い気候です。また、秋や春に比べ比較的雨が少ない月です。この季節に訪れる方は、ジャケットやスカーフを持参していらっしゃると便利ですよ。

2. サマータイムで日が長い

ここスペインでは、他の欧州諸国と同様に、毎年3月の最終日曜日に冬時間から夏時間へと変更されます。今年2019年は、3月31日(日)午前2時(スペイン時間)に変更されました。昨日まで、夜8時頃に暗くなっていたのに、サマータイムが始まると夜9時頃まで明るいというこの不思議な感覚は、なかなか日本人にはなじめないものです。でも、旅行者にとっては、1時間分明るい時間が増えて得した気分。

ちなみに、昨日5月22日のここサラマンカの日の入りの時刻は、午後9時40分です。東京は午後6時45分が日の入り時刻なので、約3時間も違うんですね!

3. 観光客が比較的少ない時期

聖週間(イースター)休暇も終わり、まだ夏休みが始まる前の5月は、スペイン人の国内旅行観光客が少ないだけではなく、ヨーロッパ各国からの観光客も少ない時期です。フランスに次いで世界第2位の観光客数を誇る観光大国スペイン。ハイシーズンになると美術館やサグラダファミリア、アルハンブラ宮殿などの入場券も手に入りにくくなったり、長時間並んだりと、せっかくはるばるスペインまで来たのに、見たいものも見れず、入りたいところにも入れずに日本に帰ることにもなりかねません。5月だったら大丈夫。

4. 果物の種類が豊富

旅の楽しみの一つはやっぱり食べること!

果物好きな方には、5月はお薦めの季節です。春の果物の代表各イチゴもまだ出回っていますし(イチゴは分類的には野菜になるのですが、ここでは果物扱いとしておきます)、サクランボ・アプリコット・メロンなどの果物が出回り始めますよ。スペインに来たら是非食べてほしいイチオシは、サクランボです!特に、「ピコタ」と呼ばれている種類は、ワインレッド色で大粒、甘みの強いとても美味しい種類。ぜひ、市場によって買って食べてみてください。やみつきになりますよ!

5. 日本からの航空券が割安

日本から欧州行きの飛行機の一番のローシーズンは2月と11月ですが、ゴールデンウイークが終わり、夏休み前までのこの時期は、割安なチケットが手に入る時です。また、比較的予約を取りやすい時期といえます。

6. まとめ

以上のように、気候的にも、経済的にも、旅行中に回れる実質時間の長さや待ち時間などの節約という面でも、スペインを訪れるならやはり5月が最適でしょう。

現地のスペイン人のおばちゃん、おじちゃん達が行く市場に、あなたも積極的に立ち寄ってみて、おいしいスペインの果物や食べ物を試食してみてくださいね!スペイン語が話せなくても、きっとお店の人たちとのゼスチャー会話で盛り上がり、旅の良き思い出となることでしょう。


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