ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

ni tanto ni tan calvo-ほどほどに

今年は、1月末からスペイン中で雨が多い年となっています。私が住むサラマンカの街では、普通は4月に結構まとまった雨が降り、その後は秋まであまり雨が降らないことが例年の気候なのですが、今年は4月は珍しくお天気に恵まれて、いっつも雨かすごく寒いイースターも、今年はお天気で気持ち良いイースターになりました。皆で、珍しいけど良かったね!等と話していたのもつかの間、4月下旬から一気に連日雨ばかりとなり、5月の中旬まで雨の降らなかった日はなかったほどでした。そんな天気だと皆、道やバスの中などで偶然会ったら、雨ばかりのうんざりする天気の話題で持ちきりでした。(笑)

Hoy también está lloviendo. ¡Ya estamos hartos! ¡Espero que pare de llover ya!

今日も雨が降ってるよ。もううんざりだね!すぐに雨がやんでほしいよ!

Ya, pero con tanta lluvia, seguro que este verano no tenemos problemas de sequía.

うん、でもこれだけの雨だから、今年の夏は水不足の心配はないね。

Bueno, eso sí. Pero ni tanto ni tan calvo.

それはそうだ。でも、ほどほどにしてほしいよ

この「calvo」というスペイン語は、形容詞で使う時は「禿げた」、名詞で使う時は「禿げ頭の人」という意味があり、「ni tan calvo ni con dos pelucas」という言い方もあります。こちらも同じ意味で使われるのですが、直訳すると「禿げ頭でもカツラ2つつけた頭でもよくないよね」という意味にになり、「ないのも困るし多すぎるのもチョット」という感じです。他にも、「ni tanto ni tan poco」という言い方もします。要するに「多すぎるのも少なすぎるのもよくないよね」、「バランスや妥協点を見出す必要があるよね」、「ほどほどに」という意味合いなのです。

それにしても、多すぎるとか少なすぎるとかを髪の毛の量で表すこの言い回し、面白いものです。大げさでジョーク好きなスペイン人ならではの言い回しかもしれません。