料理

やっぱり、スペインと言えば「パエリア」!

スペインを代表する料理と言えば、やっぱりパエリアでしょう!

パエリアはスペイン中どこででも食べれますが、本場はバレンシアで、バレンシアの郷土料理の一つです。パエリアは、家庭の数だけパエリアがあると言われているほど、各家庭によって作り方はいろいろ。バレンシアの人と話していると、「我が家のパエリアが一番おいしいパエリアだよ」って必ず言われ、つい微笑ましくなってしまいます。(笑)

気候が良くなると、お友達や家族を誘って、お庭にテーブルを出し外でパエリアを作って食べる機会が増えます。また、村のお祭り等で巨大なパエリアを作って食べたりします。

今回は、バレンシアのお友達から頂いた彼女の家の魚介類のパエリアのレシピを紹介します。

私が住むサラマンカ郊外にある村でのお祭りのときに作られる巨大パエリア

魚介類のパエリア(Paella de mariscos)

材料:4人分

・魚貝類のスープストック            1,5L

・魚のスープストック用の白身魚の骨       適宜 (鯛のアラ、アンコウの骨等)

・米                       400g

・殻付きエビ                   16~20匹

・ムール貝                    8~12個

・アサリ貝                    300g

・イカ                     1杯

・白身魚                    2切れ

・玉葱                     1個

・完熟トマト                  1個

・青ピーマン、モロッコいんげん、ズッキーニ   適宜 (オプション)

・オリーブオイル                適宜

・サフラン                   適宜

・塩                      適宜

作り方

(魚のスープストック)

1.ムール貝はよく洗ってひげを取り、蒸し器などで蒸す。蒸した後の水をスープストックとして使うので取っておく。ムール貝は食べる前に飾りつける。

2.殻付きエビの殻を取り、水から殻とスープストック用の魚の骨を茹でてスープストックを取る。

3.2を濾す。1のムール貝の蒸し汁と2の濾したスープストックを合わせて1,5Lの魚介類スープストックをつくる。

注:スープストックは弱火にかけて冷えないようにする。

 

(魚介類と野菜の下準備)

1.エビの背ワタを取る。

2.イカを一口大の大きさに切る。

3.白身魚を一口大の大きさに切る。

4.玉葱をみじん切りにする。

5.オプションの野菜(青ピーマン、モロッコいんげん、ズッキーニ)を細かく切る。

6.トマトをすりおろす。

(サフランの下準備)

1.フライパンを空焚きし、サフランを軽く炒る。

2.炒ったサフランをすり、粉状にして、スープストックを入れて色を出しておく。

3.色が出たら残りのスープストックに戻し入れ、弱火にかけて冷えないようにしておく。

(パエリア開始!)

1.パエリアパンにたっぷりのオリーブオイルを敷いて、中~強火にかける。

2.オリーブオイルが熱したら、みじん切りにした玉葱を炒める。次にオプションの野菜を入れて更に炒める。

3.野菜がよく炒まったら、すったトマトを入れて更に炒める。

4.次にアサリ貝を入れて炒め、アサリ貝が開いたら、一旦取り出す。

5.エビ、イカ、白身魚も入れて炒める。

お庭でパエリアを作ろう!

6.米を洗わずにそのまま入れる。塩も入れる。

7.米に油が回ったらアサリ貝を戻し入れ、かぶるくらいの量のスープストックを入れて軽く混ぜ、その後は混ぜたりせずに中火で炊いていく。水分が少なくなったらかぶるくらいの量のスープストックを加えて炊いていく。時々、パエリアパンごとゆすって必要以上に焦げ付かないようにする。

8.塩加減をみて、必要であれば塩を足す。スープストックを入れてしまい、米に芯が残らない程度に炊け、水分がなくなったら火を消して10分ほど置く。

9.蒸したムール貝を飾る。

エビは、殻つきのまま炒めて飾ると華やかな感じになります。また、パエリアにレモンをかけて食べても美味しいです。本場バレンシアで「ソカラッ(socarrat)」と呼ばれるおこげは、みんな大好き!お皿につぎ分けるときに、「ソカラッ(socarrat)」を各自に入れてあげることをお忘れなく! 

¡Que aproveche! (どうぞ、召し上がれ!)

白ワインと一緒に!

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