5月のスペインはアマポーラの季節

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ここカスティーリャ・イ・レオン州の5月の気候は、急に夏が来たかと思うとまた冬に逆戻りの毎日。最高気温が30℃を超えて半袖でいたら、日が暮れると同時に10℃以下まで一気に下がるという1日の気温差が20℃を超えることも!

なんせ、「5月40日まではマントを脱ぐな!」
”Hasta el cuarenta de mayo no te quites el sayo”ということわざがあるくらいです。5月40日って、6月9日ですよ!そのくらいまでは、まだまだ寒い日が結構あるということですが、住んでみて肌で納得です。もし、この時期にカスティーリャ・イ・レオン州に訪れるかたは、くれぐれもジャケットをお忘れなく!暑くなったら玉葱のようにどんどん脱いでいけるようにジャケット・カーディガンなど羽織物、そしてスカーフをスーツケースに入れておくと重宝しますよ。

5月といえば、私にとってはやはりアマポーラ(ひなげしの花)です。ここスペインに住み始めたころ、歩いて街を出るとすぐ色んな所でアマポーラ畑が広がっていて、その広い大地に真っ赤な絨毯が敷かれているような景色に魅了されました。
車でカスティーリャ・イ・レオン州を旅すると、色んな所でこのアマポーラ畑を見ることができます。

サラマンカ郊外にあるアマポーラ畑

「アマポーラ」といえば、ホセ・カラジョ作曲、ルイス・ロルダン作詞の歌を思い浮かべる人も多いと思います。私は、日本で最初にこの曲を英語歌詞で聞きとても好きになりましたが、スペインに来てスペインを代表するテナー歌手プラシド・ドミンゴが歌う「アマポーラ」を聞いて、やはりスペイン語がぴったり!と思ったものです。よければ聞いてみてください。

アマポーラの花は、一本一本は可憐な花です。風に吹かれて揺れる様子は、まるで愛らしい少女のよう。でも、しなやかさがあって飄々としたその姿は、まさしくこの歌の歌詞にぴったり。実際にスペインのアマポーラの花を見た後で、もう一度この歌を聞いてみるのも一興ですね。

スペインといえば、ひまわり畑を見に来る人も多いですが、是非、この時期のアマポーラを見に来てください!真夏の太陽の下でのひまわり畑見学は辛いですが、今の時期は気持ちいいですよ。

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