やっと会えました!ワシミミズク(Buho real)の親子-エストレマドゥーラ州「モンフラグエ国立公園 (Parque Nacional de Monfragüe)」

観察日:2025年5月1日

観察した鳥の種類:35種類

以前にも紹介したことのあるエストレマドゥーラ州にある「モンフラグエ国立公園 (Parque Nacional de Monfragüe)」は、ヨーロッパ中からバードウォッチャーたちが訪れるバードウォッチングの聖地です。去年は訪れることができなかったので、今年こそは!と行ってきました。(笑)

モンフラグエ国立公園 (Parque Nacional de Monfragüe)で誰もがお目当てにしている鳥は、絶滅の危機にあるイベリアカタシロワシ(Águila imperial ibérica)でしょうか。他にも、ナベコウ(Cigüeña negra)をお目当てにして来るバードウオッチャーも多いですね。私は、今回はまだ実際には見たことのないワシミミズク(Búho real)をどうしても見たくて、頑張っていつもより早起きして行ってきました。

モンフラグエ国立公園 (Parque Nacional de Monfragüe)の地質は興味深いもので、写真の様に地層の側方から大きな力が掛かった際に、地層が曲がりくねるように変形している褶曲(しゅうきょく)がみられます(写真: 筆者撮影)

やっと会えたワシミミズク(Búho real)

どんよりと曇った朝9時半頃着くと、既に望遠鏡を設置してバードウォッチングをしている人がいました。そして、私達が着くとすぐ、「ワシミミズク(Búho real)が見えるよ」と教えてくれました。早速私たちも望遠鏡を設置して見てみると、巣の中にワシミミズク(Búho real)が!! いきなり到着早々にワシミミズク(Búho real)が見えるなんて、なんてラッキー!更に、30分後くらいには、巣の中に居た雛の姿も見れました!! ポヨポヨした灰色がかった毛と大きな丸い目が見えています。なんと可愛らしい姿でしょう。時々、首を動かしています。そのしぐさがまた可愛らしくて、巣の中に隠れてしまうまで約2時間程ずっと観察し続けていました。

ワシミミズク(Búho real)の雛はまるでぬいぐるみ!(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

見たかった鳥たちのオンパレード

その間に、イベリアカタシロワシ(Águila imperial ibérica)やナベコウ(Cigüeña negra)、クロハゲワシ(Buitre negro)やエジプトハゲワシ(Alimoche)が飛んでいるのも見えました。そして、数えきれないほどの数のシロエリハゲワシ(Buitre leonado)が岩山の上に止まっている姿も勿論見えました。

この国立公園では、無数のシロエリハゲワシ(Buitre leonado)が生息していて、そのあまりの数の多さにシロエリハゲワシ(Buitre leonado)を見てもありがたみがないほどです。(笑)

-イベリアカタシロワシ(学名:Neophron percnopterus / 西:Águila imperial ibérica)

イベリアカタシロワシ(学名:Neophron percnopterus / 西:Águila imperial ibérica)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-ナベコウ(学名:Ciconia nigra / 西:Cigüeña negra)

ナベコウ(Cigüeña negra)の雛たち 雛のうちは真っ白 (写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– クロハゲワシ(学名:Aquila adalberti / 西:Buitre negro)

クロハゲワシ(学名:Aquila adalberti / 西:Buitre negro)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-シロエリハゲワシ(学名:Gyps fulvus / 西:Buitre leonado)

ここでは数多くのシロエリハゲワシ(学名:Gyps fulvus / 西:Buitre leonado)を見ることができます(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

卵を抱いていたエジプトハゲワシ(Alimoche)

他のポイントに移り、今度はエジプトハゲワシ(Alimoche)を見ました。こちらは、まだ雛はかえっていないようで、じっと巣の中に座って卵を抱いている様子でした。

– エジプトハゲワシ(学名: / 西:Alimoche)

今回も卵を抱いているエジプトハゲワシ(学名: / 西:Alimoche)が見れました(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

アオサギ(Garza real)の巣

モンフラグエ国立公園 (Parque Nacional de Monfragüe)は何度も訪れたことはありましたが、今回初めて巣に居るアオサギ(Garza real)の姿も目撃することができました。

– アオサギ(学名: Ardea cinerea / 西:Garza real)

アオサギ(学名: Ardea cinerea / 西:Garza real)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

色んな鳥たちに出会え、お目当てのワシミミズク(Búho real)とおまけにその雛まで見れて、大満足の1日でした。その他の鳥たちも紹介します。

今回見れた鳥たち

ワシミミズク(Búho real)、イベリアカタシロワシ(Águila imperial ibérica)、ナベコウ(Cigüeña negra)、クロハゲワシ(Buitre negro)、エジプトハゲワシ(Alimoche)、シロエリハゲワシ(Buitre leonado)、アオサギ(Garza real)の他に見た鳥たちは次の通りです。

-トビ(学名: Milvus migrans / 西:Milano negro)

トビ(学名: Milvus migrans / 西:Milano negro)の姿も見れました(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– シュバシコウ(学名:Ciconia ciconia / 西:Cigueña blanca)

シュバシコウ(学名:Ciconia ciconia / 西:Cigueña blanca)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– チャイロツバメ(学名:Ptyonoprogne rupestris / 西:Avión roquero)

チャイロツバメ(学名:Ptyonoprogne rupestris / 西:Avión roquero)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– ニシイワツバメ(学名:Delichon urbicum / 西:Avión común)

ニシイワツバメ(学名:Delichon urbicum / 西:Avión común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– ツバメ(学名:Hirundo rustica / 西:Golondrina común)

ツバメ(学名:Hirundo rustica / 西:Golondrina común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-コシアカツバメ(学名:Cecropis daurica / 西:Golondrina dáurica)

コシアカツバメ(学名:Cecropis daurica / 西:Golondrina dáurica)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– クロウタドリ(学名: Turdus merula / 西:Mirlo común)

クロウタドリ(学名: Turdus merula / 西:Mirlo común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– カンムリヒバリ(学名:Galerida cristata / 西:Cogujada común)

カンムリヒバリ(学名:Galerida cristata / 西:Cogujada común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– ワタリガラス(学名:Corvus corax / 西:Cuervo grande)

ワタリガラス(学名:Corvus corax / 西:Cuervo grande)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– シラヒゲムシクイ(学名:Sylvia cantillans / 西:Curruca carrasqueña)

シラヒゲムシクイ(学名:Sylvia cantillans / 西:Curruca carrasqueña)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– シジュウカラ(学名:Parus major / 西:Carbonero común)

シジュウカラ(学名:Parus major / 西:Carbonero común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– アオガラ(学名: Cyanistes caeruleus / 西:Herrerillo común)

アオガラ(学名: Cyanistes caeruleus / 西:Herrerillo común)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

– ズアオアトリ(学名:Fringilla coelebs / 西:Pinzón vulgar)

ズアオアトリ(学名:Fringilla coelebs / 西:Pinzón vulgar)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-イソヒヨドリ(学名:Monticola solitarius / 西:roquero solitario)

イソヒヨドリ(学名:Monticola solitarius / 西:roquero solitario)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

ちょっとスペイン語 -38-  (Hasta cuarenta de mayo no te quites el sayo-5月40日まではコートを脱ぐな)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

近くを歩いていると道端にこんな可憐な花が咲いていました(写真: 筆者撮影)

5月も後半となり、もうすぐ6月になろうとしています。

今年のサラマンカは、例年になく2月頃からずっと雨の多い天気が続いてきました。通常、スペインは秋と4月に雨が多く降ります。ところが、今年に入って2月頃から雨が多いなと思っているうちに、3月に入ると本格的に雨が降り出し、まるで日本の梅雨のようでした。4月は通常通り雨が多い1ヵ月でしたが、5月に入っても一向に雨が止む気配がなく中旬辺りまでずっと雨の毎日。流石に皆、長雨にはうんざりさせられ、「鱗が生えそうだよ!」とか「今年のイースターの山車はゴンドラ式にしないといけないね!」等ど色んなジョークが飛び交っていました。(笑) 

さて、雨が多かったのは普通ではなかったのですが、スペインは結構朝晩の気温差が激しい国です。お昼に25℃を超す日でも朝晩は5℃程というのは普通です。スペインの人は、この時期はまるで玉ねぎのように重ね着をして温度調節をし、体調管理に気を付けています。

この時期にテレビの天気予報等でよく聞くことわざがあります。このことわざを今日は紹介します。

Hasta cuarenta de mayo no te quites el sayo-5月40日まではコートを脱ぐな

直訳を挙げていますが、「6月上旬までは寒い日もあるので、暖かくして過ごすことをおすすめする、寒さのぶり返しに気を付けて」、という意味を含んでいます。

Mañana va a hacer calor. Dicen que sube la temperatura hasta los 30 grados de máximo.

明日は暑くなるってよ。最高気温は30℃まで上がるって言ってた。

¿De verdad? Entonces, ya voy a guardar la ropa de invierno.

本当⁈ じゃ、冬服はもう片付けてしまおう。

Espera una semana más. Ya sabes aquí “Hasta cuarenta de mayo no te quites el sayo“, puede que vuelve el frio de nuevo.

あと1週間位待ったほうがいいよ。スペインでは「5月40日まではコートを脱ぐな」って言って、寒さがぶり返すかもしれないから。

¡Es verdad! La guardaré después de cuarenta de mayo.

そうだね!じゃ、5月40日になってから片付けるよ。

今日は5月28日。サラマンカは、先週まで朝晩10℃以下で肌寒い毎日でしたが、今日は最低気温15℃、最高気温は32℃まで上がるようです。本当に、寒暖差が激しく体調管理が大変です。どうぞ皆様もお体に気を付けて下さいね。

ちょっとスペイン語 -37-  (Dar calabazas a 人)1.[異性を]ふる 2. 落第させる、試験に落ちる

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

Dar calabazas a 人-1.[異性を]ふる 2. 落第させる試験に落ちる

今回は、同じ表現を使いながら、全く異なる意味を持つ言い回しを紹介します。両方の意味とも、スペインの話し言葉ではよく使われる言葉です。

 (Dar calabazas a 人)1.[異性を]ふる 2. 落第させる試験に落ちる

まずは1つ目の意味から。

¡Buaaa! ¡Estoy muy triste!

うわーん!悲しいよー!

¿Qué te ha pasado, María?

マリア、どうしたの?

Es que me ha dado calabazas…

振られちゃった……。

¿Quién? ¿Pedro?

えっ、誰に振られたの?ペドロ?

Sí. Pensaba que le gustaba a Pedro… pero no…

そう、ペドロも私のことが好きだとばっかり思っていたのに……。

¡Pobrecita!

かわいそうに!

この場合、主語はペドロで、Pedro da calabazas a mi となります。

次は2つ目の意味。

¿Qué tal fue el examen de la semana pasada?

先週の試験どうだった?

¡El profesor me dio calabazas! ¡Después de tanto estudiar!

不合格だった!あんなに勉強したのに!

この場合、主語は先生(El profesor)です。

どちらにしても、直訳すると「誰かが誰かにカボチャの実をやる」という意味です。面白い表現ですよね。カボチャの実を誰かにやることが、その人を振ることだったり、不合格にしたり落第したりすることを意味するなんて!この表現を使ってよくスペイン人は冗談を言ったりもします。

¿Qué tal este curso?

今年の勉強は上手くいってる?

Sí, este año hay buena cosecha de calabazas.

うん、今年はカボチャが豊作だよ。(不合格の教科が一杯)

この言い回しがどこから来たのかネット検索してみると、古代ギリシャから来た表現だとか。というのも、古代ギリシャでは、カボチャの実は、性欲を鎮めるか鈍らせる物質アナフロディジアック(Antiafrodisiaco)と考えられていたので、自分が好きではない人から言い寄られたり、告白されたりすると、カボチャの実を渡してその気がないことを相手に伝えていたということでした。

落第させたり、不合格にする意味でのカボチャの由来は見つかりませんでした。

どちらにしても、面白い表現なのでぜひ使ってみてくださいね。

スペインでバードウォッチング!-種類別 スペインの野鳥 日本語名(カワセミ科)

ここでは、スペインに生息する野鳥の名前を、種類別に集めてみました。スペイン語名をクリックしてもらうと、スペイン鳥学会のホームページに飛びます。残念ながら日本語版はありませんが、英語での鳥の名前は出ています。スペインで野鳥観察されるとき、またはスペインの旅の途中で見かけた鳥のスペイン語名を知りたいときに、少しでもお役に立てれば幸いです。

カワセミ(学名:Alcedo atthis / 西 : Martín pescador)/(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

Martin pescador = カワセミ科

スペイン語日本語ラテン語//常駐/偶然
Martin pescadorカワセミAlcedo atthis常駐

スペインでバードウォッチング!-種類別 スペインの野鳥 日本語名(ヤツガシラ科)

ここでは、スペインに生息する野鳥の名前を、種類別に集めてみました。スペイン語名をクリックしてもらうと、スペイン鳥学会のホームページに飛びます。残念ながら日本語版はありませんが、英語での鳥の名前は出ています。スペインで野鳥観察されるとき、またはスペインの旅の途中で見かけた鳥のスペイン語名を知りたいときに、少しでもお役に立てれば幸いです。

ヤツガシラ(Abubilla)/ (写真: アルベルト・F・メダルデ)

Abubilla = ヤツガシラ科

スペイン語日本語ラテン語//常駐/偶然
AbubillaヤツガシラUpupa epops常駐

ちょっとスペイン語 -36-  (¡Está de rechupete!-とっても美味しい!)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

スペインに来たら絶対食べてほしいオマール海老の米料理(Arroz con bogavante)(写真: 筆者撮影)

¡Está de rechupete!-とっても美味しい!

「de rechupete」という言い方があり、スペイン王立アカデミーの辞書には、話し言葉で使われる言葉で「とても良い、素晴らしい、美味しい」という意味で使われているとの説明があります。「rechupete」という単独での使い方はなく、常に「de rechupete」という使われ方をします。「rechupete」のみの意味を調べてみましたが、結局この単語本来の意味は分かりませんでした。「chupete」には「おしゃぶり」等の意味もあり、「chupar」という動詞には「吸う、しゃぶる、なめる 」という意味なので、その動詞に接頭辞の「re-」を付け、「再び」という意味合いや「(強調としての)すごく、とても」という意味が加味されるのかな⁈と勝手に想像したりしています。この「rechupete」という単語を聞くと、私の頭の中で指に付いたクリームやソースを美味しそうに舐める女の子の姿が想像されてしまいます。(笑)

Este fin de semana hemos ido a Galicia y hemos comino un arroz con bogavante. La verdad que ¡estaba de rechupete!

週末にガリシア州に行って来て、オマール海老の米料理を食べてきたよ。本当に、とっても美味しかった!

「美味しい!」以外の例文としては、次のような使い方もできます。

¿Qué tal fue el viaje a Praga?

プラハ旅行はどうだった?

Me encantó la ciudad, es una ciudad muy bonita. Me lo pasé de rechupete.

プラハはとっても美しい街でとっても気に入ったわ。とっても楽しく過ごしたわよ。

スペインは美食の国。どこにでもある気さくな街角のバルで食べるタバスも美味しいものが多いし、きちんと座って食べるレストランで食べる様々なスペイン料理もとっても美味しいものが多く、本当に「あーここはハズレだったね」という所が少ないのも食べ物に対する思いが強いスペインならではといえるでしょう。

もし、バル等でウエィターの人から「如何ですか?」って尋ねられたら、「Está muy rica. (とっても美味しい)」だけではなく、「¡Está de rechupete!」と言ったらきっと喜ばれることでしょう。言葉の幅が広がり旅が楽しくなること間違いなしです!

ちょっとスペイン語 -35-  (¡Suena bien!-いいね!)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

¡Suena bien!-いいね!

この ¡Suena bien! という言い方は、実は状況に合わせて色んな意味に使われている表現です。動詞「sonar」は手元の辞書に載っているだけでも「1. 鳴る、鳴り響く、音を立てる 2. 言及される 3. [+a のように]思われる 4.[漠然と+a+人 の]記憶に残っている 5. [漠然と+que+直接法 の]噂が流れている 6. [文字が]発音される」と、6つも意味があります。

例えば、「耳に心地よく響く」という意味で使われる場合を見てみましょう。

¿Ya habéis pensado en el nombre del bebé?

赤ちゃんの名前はもう考えた?

Sí, hemos decidido por el nombre “Clara”.

ええ、「クララ」という名前に決めたわ。

¡Que bonito! Me gusta este nombre porque me suena bien.

素敵ね!響きが良いからその名前好きだわ。

他に、「4.[漠然と+a+人 の]記憶に残っている」の意味では次のように使われます。

¿Has visto a Jorge ?

ホルヘを見た?

¿Quién es Jorge?

ホルヘって誰?

Es un chicho que toca un violonchelo.

チェロを弾いてる人よ。

Me suena…, ¡ay, sí! Es un chico alto y simpático. Pues, hace poco lo he visto en la sala de concierto donde he estado.

そういわれてみれば…。あー、分かった!身長が高くて面白い彼ね。ついさっきコンサート会場で見たわよ。

¡Gracias!

サンキュー

最後に、「いいね!」という意味で使われる場合を見てみましょう。

Para mis próximas vacaciones voy a las Islas Canarias y estaré tranquilamente allí con mi familia.

今度の休暇は、カナリア諸島に行って家族でゆっくりするつもり。

¡Suena muy bien! Allí hace buen tiempo y hay mucha naturaleza. ¡Que tengas buenas vacaciones!

わー、いいね!カナリア諸島だったら気候も良いし、自然も多いしね。休暇、楽しんでね!

Muchas gracias.

どうもありがとう。

色んな場面に使え、実際によく使われている言い回しなので、是非使いこなしてくださいね。

ちょっとスペイン語 -34-  (¡Que tengas una buena salida y entrada de año!-良い年末年始をお迎えください!)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

¡Que tengáis una buena salida y entrada de año!-良い年末年始をお迎えください!

師走になり、今年も残すところわずかです。スペインではクリスマスのシーズンとなり町中がイルミネーションで華やかな雰囲気一杯です。そして、クリスマスのプレゼント探しに皆大忙しです。

さて、年末が近づくと、スペインでも「良い年末年始をお迎えください!」という言葉が飛び交います。この ¡Que tengas una buena salida y entrada de año! は、「buena salida」が「良い出口」そして、「buena entrada」が「良い入口」を意味します。「一年の良い出口と良い入口をお持ちください」が直訳でしょうか。一年の始まりを扉を開けて入る絵で表したり、一年の終わりを扉を閉める絵で表したりしている絵を見たことがある人もいらっしゃるかもしれません。スペインの人達は時間に「扉」という仕切りを当てて一年の終わりや始まりを意識していたようです。興味深いですね。

Ya mañana es Nochevieja. ¿Con quién vas a pasar en la Nochevieja este año?

もう明日は大晦日。今年の大晦日は誰と過ごすの?

Voy a cenar con mis padres, y a las 12 horas comeré 12 uvas para celebramos el Año Nuevo, luego iré a salir al centro con mis amigos de la universidad.

両親と夜ご飯を一緒に食べて、12時になったら12個のブドウを食べて新年を祝ったら、大学時代の友達皆で街に繰り出す予定だよ。

¡Suena muy bien! Bueno, ¡que tengas una buena salida y entrada de año!

楽しそう!じゃ、よい年末年始を迎えてね!

もし、年末にスペインを訪れる方は、是非この言葉を覚えて使ってくださいね!きっと、何度もスペインの人達からかけられる言葉になると思いますよ。

そして、新年を告げる12個の鐘と共に食べる12個のブドウの体験もお忘れなく!

12個のブドウについてはこちらもどうぞ。

今年もこのブログに訪ねてきて下さりどうもありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。そして、どうぞ皆様良い年末年始ををお迎えくださいませ。

¡Que tengáis una buena salida y entrada de año!

スペインでバードウォッチング!-種類別 スペインの野鳥 日本語名(ヨタカ科)

ここでは、スペインに生息する野鳥の名前を、種類別に集めてみました。スペイン語名をクリックしてもらうと、スペイン鳥学会のホームページに飛びます。残念ながら日本語版はありませんが、英語での鳥の名前は出ています。スペインで野鳥観察されるとき、またはスペインの旅の途中で見かけた鳥のスペイン語名を知りたいときに、少しでもお役に立てれば幸いです。

ヨーロッパヨタカ(ウィキペディアドメイン写真)

Chotacabras = ヨタカ科

スペイン語日本語ラテン語//常駐/偶然
Chotacabras europeoヨーロッパヨタカCaprimulgus europaeus
Chotacabras cuellirrojoアカエリヨタカCaprimulgus ruficollis

ちょっとスペイン語 -33-  (Tentempié-1. 間食、軽食 2. 起き上がり小法師)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

ウィキペディアドメイン写真

今回は、いかにもスペインらしい単語を紹介します。

Tentempié-1. 間食、軽食 2. 起き上がり小法師

この「Tentempié」という言葉の由来を調べてみると「tente en pié」、日本語で言えば「立っていなさい」という命令形の言葉からきたようです。「pié」という単語は「【足首から下をさす】足」という意味で、「tente」は動詞「tener」の命令形で、この場合は「状態」を表す使い方がされていています。

この意味から、玩具の「起き上がり子法師」を指すことは何となく分かりますが、「間食、軽食」という意味になるのはずっと不思議な気がしていました。今回調べてみると、「少ない量の食べ物を摂ることにより、元気になり、立っていることができるようになる」という説明が語源辞書に載っていて納得しました。

なるほど、腹が減っては戦ができないどころか、自分の足で立っていることもできなくなるほどの空腹状態を解決するための「軽食、間食」が「Tentempié」ということのようです。長年の疑問が解決してスッキリしました。(笑)

¡Hola! ¿Tomamos un tentenpié?

ねえ!軽く食べに行かない?

Sí, estaría bien. Es que ya es la hora y tengo un poco de hambre.

うん、いいね。もうそういう時間だよね、それにちょっとお腹もすいてるし。

Entonces, vamos al bar de la esquina donde nos dan buen picho de tortilla de patatas.

じゃ、トルティージャ・デ・パタタス(ジャガイモ入りスペインオムレツ)がおいしい角のバルに行こう。

Me parece buena idea. ¡Vamos!

いいね。行こう!

どこへ行っても必ずバルがあるスペイン。バルのない街や村はスペインには存在しないよ!とスペイン人たちが言う通り、どんな小さな村でも必ずバルはあります。朝からコーヒーを飲みながら新聞をのんびり読むおじいさんや、正午前後で職場の休憩時間があるので、その際バルに行って同僚と「Tentempié」を楽しむサラリーマン達、仕事が終わって帰宅前の時間(午後8時過ぎごろ)に待ち合わせてピンチョを楽しむご夫婦や友人同士等、スペイン人にとってバルはとても身近で生活に密着した無くてはならない存在です。

人生を食べて飲んで謳歌するスペイン人が愛するバル。バルのない生活はスペインじゃないですね!皆さんもスペインにいらっしゃったらバルを思いきり楽しんでください!