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番外編 バードウォッチング!-「お手軽バードウォッチング」(ポーランド・首都ワルシャワ)

観察日: 2025年4月13日

スペインではないのですが、番外編としてポーランドでのバードウォッチングについて紹介しています。イースター休暇を利用して友人たちとポーランド旅行に行ってきました。今回はバードウォッチングを中心とした旅行ではなく、初めて訪れるポーランドとして一般的な観光コースを車を借りて回りました。という訳で、街中などを歩いていて出会った鳥たちなので、あくまでもお手軽なバードウォッチングでしかないことを初めにお断りしておきます。

盾と矛を持ってワルシャワ市民を守っているシレンカと呼ばれる人魚の像(写真: 筆者撮影)

ワルシャワ市内で楽しめるバードウォッチング

第二次世界大戦の際、ワルシャワ市内は徹底的に破壊されましたが、残った資料や記録を頼りにワルシャワ旧市街を「壁のひび一本にいたるまで忠実に」復元したそうです。そして、「ワルシャワ旧市街」は「破壊からの復元および維持への人々の営み」が評価された最初の世界遺産となりました。そんなポーランドの人達が戦争からの復興を願って復元した素晴らしい街並みを堪能した後、夏の間、毎日曜日にショパン・コンサートが開かれることで有名なワジョンキ公園(Łazienki Królewskie)に足を延ばしてみました。お目当ては公園の中にある水上宮殿。水に映る宮殿は本当に美しいものでした。

ワジョンキ公園(Łazienki Królewskie)内の水上宮殿(写真: 筆者撮影)

公園の中を散策していると、様々な動物に遭遇しました。そして、予期せぬ様々な鳥たちにも会うこともできました!

ワジョンキ公園(Łazienki Królewskie)の人気者

公園の中を逍遥していると、1本の木の前で子供連れの家族等結構な人数の人達が携帯で写真を撮っているようなので、私も近づいてみることにした。木の上に見事な羽を持つオスのインドクジャク(Pavo real) が居ました。木の上に居るインドクジャク(Pavo real) を目の前で見るのは初めてだったので、新鮮な驚きを感じました。

-インドクジャク(学名: Pavo cristatus / 西:Pavo real)

派手な色がひときわ目立っています(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

人馴れしているこのインドクジャク(Pavo real) は、その後木から飛び降りて公園内をのんびり散歩していました。美しい羽は公園内の人達の目を引き、人気者でした。 

ヨーロッパでは珍しいオシドリ(Pato mandarín)も!

オシドリ(Pato mandarín) は日本では馴染み深い鳥ですが、ヨーロッパではほとんど見ることができない希少な鳥です。その美しい姿がヨーロッパでも愛されていて、ヨーロッパ各地に移入され、多くの公園で飼育されています。(ウィキペディア参照)

ワジョンキ公園(Łazienki Królewskie)で見たオシドリも多分、移入されて飼育されているオシドリ(Pato mandarín) だと考えられます。

-オシドリ(学名: Aix galericulata / 西:Pato mandarín)

「おしどり夫婦」という日本語を思わず思い出しました(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

キツネやリスも住む公園

広い公園内をのんびりと楽しんでいると、時々リス達の姿を見かけました。しばらく観察していると、しきりと穴を掘って木の実を掘り出したかと思うと、また別の場所に穴を掘って木の実を隠しています。そのひたむきな姿がとても可愛かったですね。子供たちが木の実をリスに直接渡そうとしている光景もほのぼのとしたものでした。

小柄で茶色のヨーロッパリス(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

また、いきなりキツネが建物の陰から出てきて目の前を通り過ぎました。とにかく、公園内の鳥も動物も周りの人間の存在を全く意に介さないようで、自然に公園内でそれぞれの活動をしているのは驚きでした。

周りの人達など気にも留めずのんびりと通り過ぎていくキツネ(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

公園内で見れた他の鳥たち

他にも池に居た白鳥 (Cisne vulgar)、ヨーロッパコマドリ(Petirrojo)、カケス(Arrendajo)やヒメアカゲラ (Pico mediano)等も見ることができましたよ。

-ヨーロッパコマドリ(学名: Erithacus rubecula/ 西:Petirrojo)

ヨーロッパコマドリ(Petirrojo)はスペインでもよく見かける可愛い鳥です(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-コブハクチョウ(学名: Cygnus olor / 西:Cisne vulgar)

はやりヨーロッパの公園には白鳥がつきものですね(笑)(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-カケス(学名: Garrulus glandarius / 西:Arrendajo)

カケスのカップルが求愛中のようでした(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

-ヒメアカゲラ(学名: Leiopicus medius / 西:Pico mediano)

初めてヒメアカゲラ(Pico mediano)を見ました!可愛いですね(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

もし、ワルシャワに訪れる機会があれば、是非ワジョンキ公園(Łazienki Królewskie)をゆっくり逍遥されることをお薦めします。

春の芽吹きで緑の優しい色が心も身体も癒してくれました(写真: アルベルト・フェルナンデス・メダルデ)

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