調べてみると、クリスマスのことも「パスクワ・デ・ナビダ(Pascua de Navidad)」と言うし、主の御公現の祝日(1月6日の三賢王の日)のことも「パスクワ・デ・ロス・レージェス・マゴス(Pascua de Los Reyes Magos)」、聖霊降臨の大祝日-復活祭後の第7日曜日-のことも、「パスクワ・デ・ペンテコステス(Pascua de Pentecostés)」と言います。
手元にある「Breve Diccionario Etimológico de la Lengua Castellana」というカスティジャー語の簡易語源辞典には、『ヘブライ語のPESACHA ído.、propte.の変形に由来し、ギリシャ語を経て、ラテン語のPASCHAから。【通過、移動】、ユダヤ人がエジプトからの脱出を記念する祭事である。スペイン語では、ラテン語のPASCUA、PASCUUM「動物の食べ物」の複数形(イースターの断食が終わったことによる混乱)の影響を受けて、この言葉が変化した。』と書かれています。
Pascua, 1090. Del latin, PASCHA, que por conducto del griego, procede de una variante del hebreo PESACHA ído., propte. “paso, tránsito”, fiesta con que los judíos conmemoraban la salida de Egípto. En castellano el vocablo se alteró por influjo del latin, PASCUA, plural de PASCUUM “alimento de los animales” (confisión sugerida por la terminación de los ayunos en Pascua).
さて、復活祭又はイースターのことをスペイン語では「パスクワ(Pascua)」と言いますが、一般的にスペインでは、単に「パスクワ(Pascua)」というより「パスクワ・デ・レスレクシオン(Pascua de Resurrección)」や「ドミンゴ・デ・パスクワ(Domingo de Pascua)」と呼ぶ方が多いようです。「レスレクシオン(Resurrección)」は「復活」、「ドミンゴ・デ・パスクワ(Domingo de Pascua)」は「聖日曜日」という意味があります。他にも「パスクワ・フロリーダ(Pascua florida)」「花で飾られたイースター」という言い方もあります。
「パスクワ(Pascua)」には他にも意味があり、クリスマスのことも「パスクワ・デ・ナビダ(Pascua de Navidad)」と言い、主の御公現の祝日(1月6日の三賢王の日)のことを「パスクワ・デ・ロス・レージェス・マゴス(Pascua de Los Reyes Magos)」、聖霊降臨の大祝日-復活祭後の第7日曜日-のことを、「パスクワ・デ・ペンテコステス(Pascua de Pentecostés)」と言います。