ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。
もうすぐキリスト教の聖週間が始まります。スペインでは、聖週間前後から学校では10日間くらいの休みに入ります。そして、キリストが復活した日曜日は、復活祭をお祝いするのが伝統です。最近は、宗教的な意味を持って過ごす人は少なくなりましたが、それでも復活祭の日は特別な日だと言えるでしょう。
さて、復活祭又はイースターのことをスペイン語では「パスクワ(Pascua)」と言いますが、一般的にスペインでは、単に「パスクワ(Pascua)」というより「パスクワ・デ・レスレクシオン(Pascua de Resurrección)」や「ドミンゴ・デ・パスクワ(Domingo de Pascua)」と呼ぶ方が多いようです。「レスレクシオン(Resurrección)」は「復活」、「ドミンゴ・デ・パスクワ(Domingo de Pascua)」は「聖日曜日」という意味があります。他にも「パスクワ・フロリーダ(Pascua florida)」「花で飾られたイースター」という言い方もあります。
「パスクワ(Pascua)」には他にも意味があり、クリスマスのことも「パスクワ・デ・ナビダ(Pascua de Navidad)」と言い、主の御公現の祝日(1月6日の三賢王の日)のことを「パスクワ・デ・ロス・レージェス・マゴス(Pascua de Los Reyes Magos)」、聖霊降臨の大祝日-復活祭後の第7日曜日-のことを、「パスクワ・デ・ペンテコステス(Pascua de Pentecostés)」と言います。
気を付けたいことは、単数形と複数形で使う時期が異なるということです。
¡Feliz Pascua!
ご復活(イースター)おめでとうございます!
¡Felices Pascuas!
クリスマスおめでとう!
クリスマスの期間を指すので複数形、復活祭(イースター)は復活したその日のみを指すので単数形になります。
日本語には複数形・単数形がないのでなかなかピンとこないですが、スペイン語の面白いところですね。
「パスクワ(Pascua)」の語源を知りたい方はこちらもどうぞ。
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