スペインでバードウォッチング!-種類別 スペインの野鳥 日本語名(ヤツガシラ科)

ここでは、スペインに生息する野鳥の名前を、種類別に集めてみました。スペイン語名をクリックしてもらうと、スペイン鳥学会のホームページに飛びます。残念ながら日本語版はありませんが、英語での鳥の名前は出ています。スペインで野鳥観察されるとき、またはスペインの旅の途中で見かけた鳥のスペイン語名を知りたいときに、少しでもお役に立てれば幸いです。

ヤツガシラ(Abubilla)/ (写真: アルベルト・F・メダルデ)

Abubilla = ヤツガシラ科

スペイン語日本語ラテン語//常駐/偶然
AbubillaヤツガシラUpupa epops常駐

スペインはタコ料理もいろいろ!タコとジャガイモの煮物(Pulpo con patatas)

スペインは西洋諸国の中でも珍しくタコを食べる習慣のある国。特にポルトガルの北にあるガリシア州ではタコ料理は有名です。プルポ・ア・フェイラ(Pulpo a feira)と言ったり、プルポ・ア・ラ・ガジェガ(Pulpo a la gallega)とも呼ばれているガリシアを代表する伝統料理です。日本でもスペイン料理レストラン等ではよくある料理の一つだと思います。

今回のタコ料理は、バスク地方出身のお魚屋さんから教えてもらったバスク家庭料理です。簡単でとっても美味しいので是非お試しください。

スペインの家庭料理は、美味しいレシピが一杯!(写真: 筆者撮影)

材料:4人分

・生ダコ             800g ~1kg

・ジャガイモ           5~6個(中)

・玉ねぎ             1/2個(中)

・トマト             1 個  

・ニンニク            1片

・塩               適宜

・スペインパプリカ        小匙1~2杯

・オリーブ油           大さじ3~4杯

・イタリアンパセリ        適宜

作り方

まず最初に、ソフリート(sofrito)と呼ばれる香味ベースを作る。このタコ料理に使われるソフリートは、玉ねぎ・トマト・ニンニクが使われる。

1.玉ねぎはみじん切りにして、鍋に多めのオリーブ油(大さじ3~4杯)で、中弱火でゆっくりと気長に炒める。

玉ねぎがひたひたに浸るくらいのオリーブ油をいれます(写真: 筆者撮影)

2.玉ねぎをよく炒めたら、皮をむいてみじん切りにしたトマトとニンニクのみじん切りを入れて、更によーく気長に炒める

とにかく焦らず気長にゆっくりとソフリートを作ります(写真: 筆者撮影)

3.15分~20分位してソフリート(sofrito)ができたら、一口大に切った生ダコを入れてよく混ぜ、蓋をして中弱火で煮る。

生ダコはこんな感じ(写真: 筆者撮影)
タコは縮むので、少し大きめに切った方が良いかも(写真: 筆者撮影)

4.タコが柔らかくなり始めたら(15~20分位)、ジャガイモをペティナイフ等で割りながら一口大にしたものを3の鍋に入れる。少し塩とスペインパプリカを入れて混ぜ、更に15~20分位中火で煮る。

こんな感じで、ジャガイモはペティナイフ等で割ります(写真: 筆者撮影)

5.ジャガイモが柔らかくなったら味をみて整え、みじん切りにしたイタリアンパセリを加え、一煮立ちしたら火を消して出来上がり!

もう少し煮込んだほうがよいかな(写真: 筆者撮影)

スペインの家庭では、ジャガイモをフォークの背で潰して、たっぷりかけたソースに絡ませて食べるのが普通です。確かに、食感も異なり、ソースの絡み具合が絶妙で、グレードアップされます。是非お試し下さい!

ジャガイモをフォークの背で潰した状態(写真: 筆者撮影)

ちょっとスペイン語 -36-  (¡Está de rechupete!-とっても美味しい!)

ここでは、ちょっとしたスペイン語の言い回しや、ことわざ、話し言葉など、辞書には載っていない単語も含めて紹介していきます。スペイン語を勉強している方には言葉の幅が広がるお手伝いができればいいなと、スペイン語には興味ないという方には雑学として楽しんでいただければいいなと思っています。

スペインに来たら絶対食べてほしいオマール海老の米料理(Arroz con bogavante)(写真: 筆者撮影)

¡Está de rechupete!-とっても美味しい!

「de rechupete」という言い方があり、スペイン王立アカデミーの辞書には、話し言葉で使われる言葉で「とても良い、素晴らしい、美味しい」という意味で使われているとの説明があります。「rechupete」という単独での使い方はなく、常に「de rechupete」という使われ方をします。「rechupete」のみの意味を調べてみましたが、結局この単語本来の意味は分かりませんでした。「chupete」には「おしゃぶり」等の意味もあり、「chupar」という動詞には「吸う、しゃぶる、なめる 」という意味なので、その動詞に接頭辞の「re-」を付け、「再び」という意味合いや「(強調としての)すごく、とても」という意味が加味されるのかな⁈と勝手に想像したりしています。この「rechupete」という単語を聞くと、私の頭の中で指に付いたクリームやソースを美味しそうに舐める女の子の姿が想像されてしまいます。(笑)

Este fin de semana hemos ido a Galicia y hemos comino un arroz con bogavante. La verdad que ¡estaba de rechupete!

週末にガリシア州に行って来て、オマール海老の米料理を食べてきたよ。本当に、とっても美味しかった!

「美味しい!」以外の例文としては、次のような使い方もできます。

¿Qué tal fue el viaje a Praga?

プラハ旅行はどうだった?

Me encantó la ciudad, es una ciudad muy bonita. Me lo pasé de rechupete.

プラハはとっても美しい街でとっても気に入ったわ。とっても楽しく過ごしたわよ。

スペインは美食の国。どこにでもある気さくな街角のバルで食べるタバスも美味しいものが多いし、きちんと座って食べるレストランで食べる様々なスペイン料理もとっても美味しいものが多く、本当に「あーここはハズレだったね」という所が少ないのも食べ物に対する思いが強いスペインならではといえるでしょう。

もし、バル等でウエィターの人から「如何ですか?」って尋ねられたら、「Está muy rica. (とっても美味しい)」だけではなく、「¡Está de rechupete!」と言ったらきっと喜ばれることでしょう。言葉の幅が広がり旅が楽しくなること間違いなしです!